言いっぱなし、聞きっぱなし

 前回ご紹介した「まっしーカフェ」の追記です、

 「言いっぱなし、聞きっぱなし」のグループワークと言われてもピンとこない人がいるかと思いますので、今日はその説明をしたいと思います。

 「言いっぱなし、聞きっぱなし」とは、読んで字のごとく、「言いたい事を言い、それをただ聞く」というグループワークです。
多くのグループは、グループ構成によって大きく内容が変わってきます。大抵の場合は、積極的な声の大きい人が常に話の中心にいて、グループ内で発言の量に大きな差が出てきてしまいます。ですから、話をする人はいつも話をする人、話を聞く人はいつも話を聞く人に偏ってしまいます。そこで、「言いっぱなし、聞きっぱなし」のグループワークです。

 自分の話したいことをただ話す、聞きている人はその話をただ聞く。けして、意見や批評をしない。というのがルールです。

 そのグループを活性化し、見守るのがファシリテーターです。

 さぽせるlaboで大切にしていることの一つに「バランス」と言うのがあります。

 話すばかりではなく聞く。
 聞くばかりでなく話す。

 サポート受けるるだけでなくサポートする。
 サポートするだけでなくサポート受ける。

 一つの役割にとどまらず、立場を変えて、視点をかえて、行動してみる。
 そうすることで何か見えてくるかも。
 見えてこなかったら、見えるまで、いろいろ視点を変えてみる。
 それが出来たら行き詰った時に、何かを糸口が見るかるのかもしれません。

 

 余談ですが、「裸の大将」というドラマで山下清がお金を持たず、行く先々でおにぎりを貰いながら旅をしているのですが、ある時「もしおにぎりがもらえなかったどうするの?」と聞かれて、「もらえるまで歩くんだな」って言ってました。
原則はシンプル、方法は多様なのかもしれません。

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