レッツ!当事者研究1・読書会

『レッツ!当事者研究1」の読書会を行いました。

読書会での内容はお伝えできませんので、私個人の感想を書きたいと思います。

 

課題図書は『レッツ!当事者研究1」著:べてる しあわせ研究所 編集協力:向谷地生良

 

この本は、心の病を抱えた人たちが医者などに頼るだけでなく、自分自身で自分の病気を研究し、対処法を見出す試みをまとめたものです。

 

まず私が面白いと思ったのは、「人」と「問題」を分けるという事です。

「罪を憎んで、人を憎まず」のキリスト教の考えに似ているといいますか、

また、男性脳的発想と言いますか。なぜ男性脳的かを話すと長くなすので、また別の機会に。

とにかく、「分ける」という事が、当事者研究の大前提です。これには私も大・大・共感です。

 

次に、当事者という言葉が示すように、当事者の自立を前提とし、

研究ということで外在化し、

研究を発表することでグループに着地するようにできています。

まさに、「さぽせるlabo」が目指している「自立と支え合い」の精神です。

 

後は徹底して、言葉の置き換えを行うことで、認知と行動を変える経験を重視します。

 

これは、病気と向き合う方法としては理想だと思います。

しかし一方で、この環境を作り上げるのはとても困難だと思います。

そして、この「困難」のあとに、

「困難だからチャレンジなしい」と言う選択をするのか、

「困難だけど、チャレンジしてみる」を選択するか、それが運命の分かれ道だと感じました。

 

最後に、編集協力をしている向谷地さんの言葉で印象に残ったことがありました。

「病気と言うチャンネル以外のつながるチャンネルを作る」

人ととつながりたい、でもつながる方法が分からない。だから病気を通してコミュニケーション取ろうとする。そんな人たちいるという事実。この気持ちを当事者も周りのサポーターも理解しないといけないと強く感じました。

 

それにしても、「読書会」は難しい‼

進行役をしたのですが、ルールや質問の意図を理解してもらう事、実行してもらうことの難しさを改めて痛感しました。読書会の目的、進行内容を伝えるだけではダメなんですね。分かっていたつもりでしたが・・・想定以上に難解でした。

しかし、念願の読書会。

他の読書会に参加して、リサーチして再度挑戦したいと思います。

「難しい!けど再チャレンジ!!」と目指したいと思います。

 

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